【2021一人登山④】雪の飯縄山と四阿山に登ってきた(飯縄山編) -1泊2日での雪山2座登頂は僕をタフにしたー
雪山に行きだして、日々、次はどこに登ろうかと考えている。自分の休みと天気予報とにらめっこしながら、雪山初心者でも安全に登れる山を探す。 ネットやヤマレコで検索したり、図書館で雪山の本を借りたりする。
今回は、ホテル泊であるが1泊2日で山に行くので、どうせなら2つの山を登りたいと考えていた。バス移動で、2つの雪山が登れる、しかも初心者が。ということで探していると、はい、みつかりました。
四阿山(2354m)
何と読むのでしょう?「あずまやさん」です。これを読むことができる人は稀ではないか。知る人は知ると思いますが、日本百名山の1つなんです。長野県と群馬県の県境に位置し、ラグビーの合宿地として有名な菅平高原からのアクセスになります。
そして、その四阿山の近くに雪山を探していると、またまた初心者でも大丈夫そうな山を見つけました。それが、
飯縄山 (1917m)
こちらは、「いいづなやま」と読みます。四阿山より、もう少し北に位置し、戸隠山、妙高山、黒姫山、斑尾山とともに北信五岳に数えられるそうです。これらの山もいつか登ることになると思うので、いつかのブログ読んでください(笑)
2月21日(日)、22日(月)の2日間で登る予定なので、天気とくらすを毎日チェックしながら、初日に飯縄山、2日目に四阿山に登ることに決めました。どちらの山も長野県にあるのだけど天気は微妙に異なるんですよね。
というわけで、初日の飯縄山のことから書いていきます。
山に登った記録
新幹線で長野駅で下車し、善光寺口から出て正面の大きな道路を渡って左側に7番乗り場があります。案内所がありますので、そこでバスチケットを買ったほうが降りる時に楽です。帰りは現金で払えばいいと言われました。が、買っておいても良かったかな。
爪が不健康だな、あはは。
バスに乗ること45分。わりとあっという間。
バス停降りたら、この看板が立っていますので迷うことなく登山口に向かえました。トイレはどこにあるか分からなかったな~。ここで、降りたのは僕と若者の2人でした。その若者と、「頂上で写真を撮り合おう」と約束し、先に出発しました。
しっかり雪かきしてあり、登山口までは楽に行くことができます。いい人がいるもんだ。ありがとうさんです。
登山口です。トレースはしっかりあるし、日曜ということで人も多いから、安心して登ることができる。なんか、カメラのレンズのガラスに汚れがついてる(涙)この後もずっと汚れたまま、、、ショック。
道中、たくさんのお地蔵さんが見守ってくれます。アイコンタクトで挨拶するぐらいしかできませんでした。やっぱり信仰の山なんです。
気温が高いせいもあり、歩いている間はアンダーシャツとロンTで十分な感じ。最後に雪が降ってからしばらく経っているのか、歩きやすくはありました。しばらくは、緩やかに上っていきます。
夏登山道は雪崩の危険があるため通行止めです。
天狗の硯岩への分岐ですね。頂上へは左へ行きます。
最大の難所の急登、この手前でアイゼン装着。これは上っている途中で撮った写真。下に小さな人影が見えるだろうか?なんとなく、急そうだなって分かります?ここはしんどかった。下りは滑ったし。
ちょっと樹林帯がまばらになり、青い空が見えてきた。
おぉ~~ひらけたよ~~~、ガスっているが遠くに北アルプスが見える。こうなると、誰もがそうであるように急に元気になる。樹林帯を黙々と歩くのも嫌いではないが、やっぱり展望が開けている所を歩いたほうが楽しい。
広い稜線。トレースを外れると膝くらいまで踏み抜くが、どこでも歩ける。まだビギナーな僕は真面目にトレースの上を進みます。とっても真面目なのです。トレース大好き。踏み抜き嫌い。
大明神まで登ってきた。振り返ると、北アルプスがドガ~ンと。さっき抜いたおじいさんがゆっくりと登ってきている。おじいさんの足取りはとってもゆっくりだったけど、確実に一歩一歩進んでいる。そして、
飯縄大明神まで来て、頂上には行かずおじいさんは下っていった。とっても絵になる写真。
戸隠山たちが近い。雲はほぼなし。北アルプスはとても白い。素敵。
飯縄大明神は雪に埋まっていた。覗きたかったけど、たくさん人がいたのでやめておいた。さてさて頂上を目指すぞ!!!エイエイオー!!!
トレースの先に頂上らしきものが見える。雪の上に1本続くトレースってとても美しい。これは夏山では味わえない喜びである。頂上を目指す多くの人により出来上がるトレース、これこそ意志あるところに道できるだ象徴だ。まあ、歩き始めの人が一番しんどいんだけどね。
頂上が近づいた。これが、俗に言う、ヴィクトリーロードか、これがあの、おおおぉぉ~
おおおぉぉぉ~~~頂上が白い雪で覆われている。まだ誰にも侵されていない領域がある。そこに足を踏み入れたい欲望が、メラメラと沸き上がる。でも、どんだけ埋まるのか分からんから止めておこう。ビビる~~。
着いた!!! もちろん埋まってます。なんと、バス停であった若者が声を掛けてきてくれた。約束通り、撮影大会。
山頂標柱の前でかっこつけるところを撮ってもらった。
山を指さしかっこつけるどころ
写真を撮りあった後、彼は下っていった。そう、彼はいつのまにか僕を追い抜いていたようだ。若いっていい。けど、初老には初老の山登りがある、、、はずだ。たぶん。。。
さてさて腹ごしらえ。今日も大好きなココイチカレー、わ~~い⤴
できた。映えない。今後の課題だな。
頂上にはたくさんの人がいるから、まだ自撮り大会ができない。
暖かいし、しばらく昼寝をして待つ。おっ、だんだん人が少なくなったぞ。
そ~れ、自撮り開始だ!!!
自撮り1
遠くに走り去る僕
自撮り2
踏ん張りながら立山をみつめる僕
自撮り3
立山まで届くように手からオーラをだしてみる僕
さてさて、十分オーラをだしたところで、下りますか。
あの人に追いつくぞ!!!いや、そんな気はまったくない。
登り切れば再び飯縄大明神。あと少し。太陽も見つめている。
あれ、誰もいない。大明神でも自撮りするぞ。
自撮り4
雪山を歩いている感じをだす僕
自撮り5
シュカブラと僕
さてさて、自撮り大会も十分楽しんだし。最後に北アルプスを拝んで本気で下りましょ。
下りは上りの反対です。特に写真も撮っていません。あしからず。
下りきった。まだ、バスまで時間があるぞ、ワカンの練習をしますかね。この練習が次の日に活きてくるとはこの時の僕は知る由もなかったのだ。
最後に飯縄山にあいさつをして帰路につくのであった。
あっという間に、本日宿泊する上田市に到着。
ラーメン食べて。
生ビで打ち上げて。
ホテルで寝て、次の日の四阿山に備えましたとさ。
つづく
電車、バスを利用した山へのアクセス
1日目
6時28分東京発新幹線 はくたか551号 ⇒ 8時06分 長野着
8時30分 戸隠スキー場行〔70番〕 飯縄山登山口下車 (950円)
帰りのバスは1時間に1本くらいの割合であるので、登る前にバス停にある時刻表でチェックしておくといいと思いますよ。一応、写真を貼っておきますので参考にしてくださいまし。
結局、僕は15時38分発のバスで長野駅に向かったんです。そして、しなの鉄道を利用し長野駅から上田駅に移動しました。駅から徒歩5分、しかも温泉のある宿、祥園に一泊し、四阿山へと向かいました。
2日目
上田駅始発 7時05分 菅平高原行バス 菅平ダボス下車 (500円)
バス停から登山口まではけっこう距離があるので、計画に注意が必要です。こちらも、帰りのバスの時刻表を貼っておきます。
季節により運休になる便もあるので注意が必要です。スキーシーズンは1時間に1本はあるので、少し安心ですね。僕は、予定よりかなり遅くなり、17時40分の便で帰路につきました。かなり疲れ切ってましたね、あはは。
登山後記
雪山初心者でも登りやすかったです。途中に急登がありますが、ストック&アイゼンでOKでした。アイゼンなしではキツイかも。人気の山なのか、トレースもしっかりしており、道に迷うこともなさそう。
さすが長野県だけあって、たくさんの山を望むことができる。北横岳の時より北アルプスを近くに感じられるのが、なんか嬉しい。
長野駅よりバスが1時間に1本でているし、東京から3時間後には登山開始できるってのはいい。もう一度、登りたくなります。