【2021家族登山】武尊山 ~振り返ると剣がいる~
振り返ると、息をのむような絶景が広がっていたんだ
最近は群馬の山を選ぶことが増えている。マイカーを購入する前は、そんなことはなかった。どちらかと言えば、群馬より長野の山のほうが素敵と思っていた。環境が変われば、行動も変わる。
僕は公共交通機関を使って山に行くより、圧倒的に車で行くほうが好きだ。車で行くと、タクシーでも使わない限りスタート地点に戻ってこなければならない。山歩きの醍醐味は縦走だと感がる人にとっては、「やっぱ電車やバスに限る」って結論になるだろう。僕はそれでも車で行く登山を愛してやまない。
今回は天気の良い日曜を利用して家族で群馬のある山を登ってきた。
読み方が難しい。これで「ほたかやま」と読む。かの有名な穂高と似ていて紛らわしい。その紛らわしさが、僕の心にうさん臭さを生み、正直あまり良い印象を持っていなかった。しかし、
結論から言うと、日本百名山の名にふさわしいとても印象に残る山であった。誰もが愛する穂高岳にもまったく引けをとっていない。とにかく頂上からの眺望は最高だった。
日時・コース
日時 令和3年9月12日(日)
コース 川場キャンプ場からピストン
小学生と武尊山
☆☆☆☆★ (星4つ)
良かった点
・基本的には道が整備されているので歩きやすく、また道迷いのリスクも小さい。
・頂上からの景色、剣が峰山から武尊山までの稜線に喜んでいた。
・足の痛みの訴えもなかった。
良くも悪くもの点
・うちの息子には距離も高度差もちょっとキツイくらいでちょうど良く、自信につながった。けど、人によっては距離が長いかもしれない。体力との相談必要。
大変だった点
・頂上直下のガレた急登に苦戦し、グチグチ言っていた。
・道中にトイレがあれば嬉しいけど、贅沢か。
山歩きスタート
川場キャンプ場駐車場の目の前に登山口。一応、登山届用のポストもある。
しばらく歩くと川場キャンプ場。営業はしてなさそうな雰囲気。トイレも使えないから、注意が必要だよ。
しばらく歩くと祠がある、しっかり登山の無事を祈る。
ななかまど。すでに山は秋なのである。
気分がいい顔してるわたくし。
樹林帯を抜けると川場スキー場の最上部が見える。その奥が剣が峰山。
竹笹の中を進む。
くっきりとした雲と空の境目。谷川岳が見える。
階段を登りきると、剣が峰山頂上。疲れてご機嫌がななめになった息子にコチョコチョ攻撃する。
剣が峰山からのすぐの下りはやや険しく急だ。そこで会ったおじさんが雪山の頃に来て、ここで怖くて撤退してしまった悔しさを語ってくれた。今冬リベンジするようだ。
剣が峰を下り切ったら、さあ武尊山へ。
疲れからか機嫌が悪い息子は一人でどんどん行ってしまう。
少し追いついた。
頂上直下はガレている。母が息子を励ましながら上っていく。
確かに滑るので登りにくい。
すごいところにいるよな、やっぱり。
頂上に着いた。山並みが美しい。
片品村に抜ける稜線。
新潟方面の山々。
この後、「親父臭がやばい」と飛んで逃げていった(笑)
ごはんも食べて下り始める。ピストンなので、基本的には同じ風景。
息子が急ぐのについて行ったら、下りは写真があまり撮れていない。
緑も美しい。
こんな中を歩いている幸せ。まもなくゴールだ。
キャンプ場に着いた2人は完全燃焼していた。
登山後記
家族での登山はやっぱり楽しい。息子の成長をみれるのも嬉しい。どんどん大きくなる息子であるが、まだ僕も負けていなかった、あはは。
武尊山頂上からの360度の展望は誰でも興奮するのではないだろうか。すぐそばに燧岳や至仏山が見える。「えっ、こんなに近くなの」と思わず言ってしまうほど近い。
予想以上に素敵な山歩きになった。