山ごはん家ごはんどっちも好き

50歳目前いきなり山の沼にはまりだした記録。ほかにも、ごはんや旅やDIYのこと書いていくつもり。

【2021一人登山②】北横岳へ行って来た -初めての雪山として言うことなしー

雪山を歩きたい。突然、降って沸いたような感情だった。何度も言っているかどうか分からないが、山にはまりだしたのが2020年9月くらい。わりと、毎週のように山に行っていた。寒くなるし、雪降るしで、春まで山登りもお休みだな~と思っていた。

しかし、この頃、図書館で雪山入門的な本をよく借りるようになっていた。カミサンが言うには、「雪山に行きたいけど、どうすればいい」感を持って日々すごしていたようだったらしい。前置きが長くなった、行ってきました雪山へ。どの雪山入門本にも載っている山、そう

北横岳(2480m)

結論から先に言いますと、最高でした。

何が良かったって天気が良かった。この時期にしては暖かいし、風も無かった。正直、冬の寒さや風を体感したいという気持ちもあったにはあったが、それはあまりにも贅沢な話。初心者が雪山にはまるきっかけには十分すぎるスタートを切らせてもらった。

ではさっそく、僕の登山記録2021年2座目。

 

アクセス

往き

あずさ 新宿7:30発  茅野9:52着  

バス 10:20発 北八ヶ岳ロープウェイ行

復り

バス17:00発  あずさ19:06茅野発 21:06新宿着

 

ロープウェイ行のバスの本数が少なく選択肢がない。帰りのバスはこのバスの前が14:45発になるので東京から日帰りするなら、このスケジュールがベストではないかなと個人的には思っている

 

 

コース

 

 

 ほぼ北横岳とロープウェイのピストン。少しだけ、縞枯山荘まで足を伸ばしたけど、時間が足りなかった。山荘からまっすぐ抜ける道は歩いてみたかったな~。

 

では山の風景をどうぞ

 

上り

 

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山頂駅

ここでアイゼン装着。初めてだからかなり慎重に。細かい動きができる手袋がないから素手で装着、この日はぜんぜん寒くなかった。暖かい日のスキー場って感じ。こんな日ばかりじゃないんだろうな。

 

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キツツキ

いたいた。思てた以上に大きい。60cmくらいかな。書いてあるように紐を引っ張ると木を突つくよ。

 

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北横岳

なんか、スタート時点では初めての雪山で余裕がなかったな。たぶん、ロープウェイで同時到着した人の中で一番遅いスタートになったんじゃかろうか。前に出た人の足取りを追うように出発。

 

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スタート直後のトレース

楽しい。雪の上を歩いているだけで楽しい。かっこいい山たちに囲まれている中を歩けるのもいい。

 

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少しだけ登ったところからの写真。駅の先に見える南アルプス中央アルプスそして雲の流れ、すでに来てよかった。冬の天気のいい日ってこんなにくっきりしているのか。

 

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北横岳ヒュッテに到着。駅から40分くらいかかった。勝手に、もっと広い場所を想像していたのだが、意外とこじんまりしていた。上りは寄らずに頂上に向かう。

 

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こういう感じの樹林帯に入って行く。北横岳ヒュッテを出て、20分ほどで北横岳南峰に到着する。途中の写真は、手袋外すのが面倒で撮らなかった。ってより、なんとなく余裕がない。初めてってのはこんなもんだ。

 

頂上(南峰)

 

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南からはなんといっても八ヶ岳でしょう。前に行った、日向山からの八ヶ岳も半端なかったけど。北横岳からも最高。日向山からの八ヶ岳に興味がでたって方はぜひ日向山の記事もご覧あれ。

 

www.ritaril.work

 

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八ヶ岳

ニョキっと突き出た左側が赤岳、右側が阿弥陀岳YOUTUBEで東野登山隊の冬の赤岳アタックを観たばかりだった僕は、あれ登ったの、、、って感じ。遠くからでも急斜面ってことが分かる。雪山入門編の北横でもふくらはぎパンパンなんですけど、わたくし。

 

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 八ヶ岳から視線をちょっと右に移すと、樹氷南アルプス。左奥は中央アルプス。なんとも贅沢な眺めだ。ごはん3杯はいけるな。

 

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頂上のモンスターたち。

 

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南峰から少し行くと北峰。 

 

頂上(北峰)

 

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北峰頂上

北に行くと雪をかぶった蓼科山(2531m)が目の前に。

 

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蓼科山と雪だるま

 

僕より雪だるまのほうが絵的にいい。遠くに北アルプスが連なる。北アルプスって長いってのがすごい分かる。

 

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北穂 奥穂 そして槍が見える

蓼科山に対し向かって左側に穂高と槍が連なる。

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立山連峰

 

 向かって左側が立山連峰。まだ未踏の地だけど、険しそうなのがわかる。

冬の空気は凛とした冷たさがあって透き通っているんだよね。

 

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浅間山

どこからか「浅間山がみえるよ、さっきまで雲に隠れていたのに」と聞こえてきた。僕はどれが浅間山か知らなかったけど、その声を方向に目を移すと明らかにあれが浅間山とすぐに分かった。それぐらい、存在感が抜けていた。真っ白だ。

 

ずっと見ていたいが、そろそろ下山しないと。

 

下り

 

下りは少しアイゼンの歩き方にも慣れ、余裕がでてきた。

 

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これが頂上直下の急斜面。僕の後に登ってきた女の子は「もう限界」って感じな顔をしていた。下りの僕は「頑張ってくださ~い」と声を掛けるが、もう声は届いていないようであった、あはは。上りの時の僕も「げんか~い」って顔をしていたんだけどね。

 

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どんどん雪は融けていくようだ。雪が降った後、2,3日もすると景色が変わると言っていた。ごはん食べてる時にいた隣のおじさんが。僕もおじさんだけどさ。

 

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山並みが厚い。遠くに見えるのは奥秩父かな。どうかな、かなかな。

 

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お化けちゃまたち。

 

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北横岳。下方からのアングル。夏も登ってみたくなる。

 

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卸したてのアイゼン。こんな写真を撮る余裕もでてきた。何事も経験が大切だ。しかし、紐の処理が雑過ぎる。もう一度勉強。

 

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坪庭を歩いていくと、ロープウェイと縞枯山の分岐が。この時点で14:45。ロープウェイの最終が16:00。縞枯山までは難しいが、縞枯山荘までなら行けそうと足を伸ばした。

 

縞枯山

 

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歩くこと15分くらいで山荘が見えた。ずっと続くトレースを見ていると、もっと先へという気持ちが。いやいや、無理するな。

 

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閉まっている。味わいがあるな~。

 

ここから、頂上駅に戻ってアイゼンを脱ぎ、本日終了でございます。楽し過ぎる。

 

 子連れ指数

☆☆☆☆☆ (星5つ)

特に雪の季節に来たら楽しいんではないか。コースタイム的にも手ごろ、きつい上りも少ない。その割に、頂上からの景色は最高なのである。まあ、子どもって景色はそれほど重要でない気もしますが、、、はは。でも、記憶の片隅に残ると思うんだよね。やば、妄想の世界に入りかけてる。とにもかくにも、いつか一緒に行けたらいいな。

 

感想

間違いなく、雪山入門としては申し分ございません。危ない所はないし、展望は突き抜けて良いし、子どもと一緒でもここなら安心だし楽しいだろうな~。

八ヶ岳南アルプス中央アルプス北アルプスが横に連なるように見えるなんて初めての経験だとおもう。しかも、雪をかぶった山々を。雪山を登ろうと思い立った自分を褒めてあげたい。

 

さらに楽しくなるために

●カメラを扱いやすい手袋を用意したほうがいいな。

●ワカンやスノーシューを持っていたら、平たい場所でもっと楽しく遊べそう。

●今回はカップ麺にしたが、天気が良さそうなら温かい山ごはんの準備をしていくと良さそう。

 

 

 

今回も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。