【2021一人登山⑧】達磨山を登ってきた ー山も歩きたい、海も見たいってわがままなあなたにおすすめですー
前回の丹沢縦走の心地よい疲労はしばらく残った。早起きな僕が早起きできないほどに。身体からのメッセージに素直になった僕は、登山の後は睡眠時間をいつもより多くする。それが、老いた者の知恵である。年齢とともに無理はしない。大倉蛭ヶ岳日帰りピストンした男という勲章と引き換えに、目に見えない疲労をしばらく背負うことになった。
でも、山には登りたい。だけど、体は無理するなと言っている。じゃあ、軽めな登山にするかと決め次なる山を探しているところに、誰かのインスタグラムに素敵な山の写真。その山は
達磨山 (982m)
伊豆半島の西側に位置する。座禅した達磨大師に似ていることに由来しているらしい。確かに達磨大師がそこにいるような、安らかな気持ちにさせる山であった。
達磨山はとても素敵な山である。そのポイントを3つほど挙げておこう。
達磨山のステキポイントBEST3
1位 竹笹に挟まれた登山道で見晴らしがとてもいい
2位 富士山がキレイに見える
3位 西伊豆の海を眺めながら歩くことができる
1,000mにも満たない山なんだけど、海抜0mからの展望なので高度感もあり360°パノラマが楽しめる。いわゆるコスパが良い。それに伊豆だけに富士山の南側が見ることができ、丹沢から見る北側の富士山とはまた違って良かった。
日時・コース
令和3年3月22日(月) 天気 雲が多い晴れ
天気と暮らすでは登山指数A
最初に言っておくと、古希山から伽藍山の間は舗装道を通り、伽藍山は展望がそれほどでもない。つまり、、、、言わなくても分かるよね、伝えたからね。
駐車場情報
だるまやまレストハウス駐車場に停めました。無料で50台くらいは停めることができるのではないでしょうか。トイレももちろんあります。
山に登る
金冠山へ
これはだるまやまレストハウスのテラスからの1枚。雲が多いけど、それもまた良い。
駐車場から少し登っていくと達磨山へ向かう登山口。
登山道っていうより、公園の中を歩いている感じで芝生の道を進んで行く。
しばらく行くと、右手に金冠山が見えてくる。このあたりも、まるで日本庭園のような趣がありますね。
海が見える。
こちら分岐。右は金冠山、左は達磨山へ続く。とりあえず、金冠山へ。
あっという間に頂上なんだけど、景色はいいですね。伊豆の良いところがギッシリ詰まっている。
碑があった。その先には相模湾と静岡の町かな。頂上からの展望なら達磨山に負けていない。西伊豆スカイラインにドライブに来たなら登ってみるのも良いですね。
絵になる風景。スマホでは光が足りない、暗い。雲が流れて富士山がキレイに見える。
自撮り。曲がってしまっているが、一番いい顔で写っていたから、これ選ぶ。
さて、達磨山へ向かいますか。
達磨山へ
遊歩道みたいな道を進みます。登山道はしっかり以上に整備されていますよ。THE登山な感じな僕はじゃっかん浮いていたかも。ストックまで使っていたから(笑)
そうこうしているうちに西伊豆スカイラインに出る。右に少し行くと登山口がありますよ。
花咲き誇るアセビが迎えてくれる。天城山ではまだ咲いていなかったから、この2週間くらいで一気に咲いたのかな。山を歩いていると季節の流れを町にいるより感じることができる。年齢とともに、季節の移り変わり、時間の流れを大切にするようになった。若い頃にはなかったことだ。
アセビのトンネルが続く。伊豆に来たって感じる。
西伊豆の港町が見える。ずっと海が見えている贅沢な景色。
振り返ると富士山も。高い木がないから展望が良い。歩いていて飽きない。
小達磨山到着。ここはただの通過点。展望もありませぬ。
登山道が一直線に続いているように見える。この景色を見たくて達磨山に来たかな。
一度、西伊豆スカイラインに出て、今度は階段を登っていく。僕は少し急ぎ足で登る。自分の体力を試してみたくなったからだ。丹沢のおかげか、体力はアップしたような気がした。
達磨山山頂着きました。富士山がとてもきれいに見える。山頂はそれほど広くないけど、この時間は独り占めできましたよ。
古希山へ
登山道は続くよど~こまで~も♫って歌いたくなりません。僕は歌わないまでも頭の中に、その言葉はよぎりましたね。ここからも良い。
曖昧な空と海の境界。写真では海と言われなければ、海とは分からないですね。カメラのせいでしょうが・・・はは。
古希山に着きました。この後、伽藍山に行くのですが、ピストンならここで戻ってもいいかもしれません。僕的には。
伽藍山へ
振り返って、達磨山と富士山のツーショットを撮っておきました。雲がさらに増えてきた。下りは富士山をずっと正面に見ながら歩くことができる予定なんだけど、大丈夫かなと少し心配になる。
古希山から伽藍山へはほぼ西伊豆スカイラインを歩く。そのせいか、僕はこの看板を見ても伽藍山入り口と勘違いした。
だから、写真も撮らず登山道に入っていった。かなり下って行くなと思い、ヤマレコを確認すると伽藍山を通り過ぎていた。先ほどの写真は戻って撮ったものだ。
下山
あ~~、富士山が雲の中に消えていく。
完全に雲の中に富士山は消えた。下りの楽しみが消えた。まあ、この景色があるからいいか。
登ってきた階段を下る。
そして登る人たちがいる。
達磨山の奥に見えるのが天城山。
最近は山へは弁当を作っていこうと決めている。西伊豆の町を見下ろす景色が素敵なここで食べよう。
寝坊をし、適当に前日の残り物を詰め込んだもの。なので、まったく映えない。タッパーだし(笑)
登山後記
とっても整備された登山道はとっても歩きやすいのだけれども、体に鞭を打ちながら山を歩きたいと思っているM寄りな僕には物足りなさを感じたのも確か。でも、家族でハイキング、学校遠足ってイベントにはもってこいだろうね。
今度はもっと素敵な弁当を持って家族で行こうっと!!!