山ごはん家ごはんどっちも好き

50歳目前いきなり山の沼にはまりだした記録。ほかにも、ごはんや旅やDIYのこと書いていくつもり。

【家族登山】鷹ノ巣山に登ってきた -登山プランは大切ですー

またまた、家族で山登りに行ってきた。

 

2020年11月22日(日)鷹ノ巣山 天気晴れ

アクセス 電車で奥多摩駅、バスで水根バス停下車。

 

ムスコッチにとってはYOUTUBEが禁止になってから2度目の山登りとなる。これは、彼がママサンの逆鱗に触れたためである。

YOUTUBEを観ることがSWITCHの次に好きな彼にとっては死活問題だった。そこで、大人な僕はムスコッチに懐柔案を提示したあげた。それが、3回山に登ることで再びYOUTUBEが観れるというものだ。YOUTUBEを観たくてたまらないムスコッチはその話に飛びついた。

という経緯で鷹ノ巣山に登ることになったというわけさ。

 

どうでも良い前置きから、今回も始まりました。

奥多摩は、御前山以来。その時は登り始めて10分でムスコッチの体調不良のため撤退したのであるが。。。。いわいうるリベンジなのだ。

 

鷹ノ巣山を登るコースはいくつかある。公共交通機関を使い、歩く時間などを考え、上りは水根バス停で降り、水根沢を抜けるコースを選んだ。下りは石尾根縦走路を抜け奥多摩駅に向かった

下りに関して、予定とまったく違うコースを選んだ。結局、それが小さなトラブルを引き起こす結果となったんだけどさ。

 

 僕らのコース

 

 

上り

 

水根沢を通るコースは一部崩落があったが、周り道がしっかりできており危なくはなかった。しかし、予想以上に道が細く切り立っていた。しかも、落ち葉でどこが端っこか分かりにくい状態であった。小5のムスコッチにはちょっと危ないかなと思ったが、一番怖がっていたのは、たぶん、高所恐怖症の僕だった、あはは。

 

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ここはまだ道がしっかりしているほう。写真では分かりにくいが、すぐ左は切り立った崖で、僕的には崖をあまり見ないようにが基本。

道が細いのは前半だけで、上り後半になると急登の樹林帯になる。がっつり上るから、ここが一番の踏ん張りどころだね。

 

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急登を写真で表現するのは難しく、そして無駄なことが多い。上った人だけが分かる、それが急登。でも、がっつり上る場面がないと、登山はおもしろくないし、おいしいお酒にあるつくことができない。

 

下り

 

選択肢は2つあった。①六ツ石山を経由して水根バス停のほうに下るか、②石尾根を抜けて奥多摩駅の方に向かうか。①のほうがじゃっかん早く下れそうであったが、バスを待つ可能性もあるので、僕らは②のルートを選択した。これが裏目にでた。下山ちょっと前に日が沈んでしまったのだ。ヘッドライトを持っていない僕らはスマホの明かりを頼りに下ったのだ。超反省。

子ども連れの登山計画は、余裕を持って、しっかり立てることが大切だ。日帰り登山といえども、取り返しのつかないことが起こる可能性があるのだ。山に慣れていたつもりになっていた僕に、山の神様がガツンとしてくれたようだった。

 

下りの道は、落葉のフカフカの道を歩く。これがとても心地よいのだ。

 

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石尾根は道も太く、切り立った崖もないので、子どもでも安心して歩くことができるのがいい。ほんとハイキングをしている気分になれる。

 

鷹ノ巣山登山のmy best photo

 

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ここは、上りの樹林帯を抜けた後の榧ノ木尾根。すべての葉が落ちた木々、何か寂し気な雰囲気を漂わせた道を歩くママサンとムスコッチがとても愛おしく感じることができた。感傷的になるのは、間違いなく歳のせい(笑)

 

鷹ノ巣山の好きな景色

 

頂上からの展望

 

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この日は富士山も見えて最高の見晴になった。風も強くなく、この時期としてはとても暖かった。ゆっくり、その山並みを堪能することができた。もう少し、山の名前を知りたいと常々思っているが、まだそれは達成できていない。

 

榧ノ木尾根と青い空

 

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これも頂上に向かう榧ノ木尾根。空が青過ぎる。榧ノ木尾根分岐から鷹ノ巣山に向かう道はとても気持ちがいい。絶対おススメなので、家族で鷹ノ巣山に行くなら、ここはぜひ通ってほしい。

 

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榧ノ木尾根の写真続く。ほんとここが良かった。すすきと山という、この季節ならではの風景。遠くに七ツ石山が見える、その先に雲取山があるのだろう。まだ未踏であるが、来年にはテント担いで行きたいものである。

 

石尾根

 

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ビックリするくらい山一面を落ち葉が覆っていた。だから、写真をサラッと見ても、落ち葉があるのかどうかも分からない。足首くらいまで落ち葉に足を埋めながら歩く経験もなかなかできない。パリッパリッて音も気持ちがいい。一人でどんどん進んでいくムスコッチに成長を感じた一枚でもある。

 

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まだ真っ赤に色づいている葉があった。なんという木かは分からない。けど、丸裸の木々の中で真っ赤な葉を携えているのは、とてもキレイだ。

 

家族の写真

 

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まあ、当たり前に頂上で撮るでしょ。って写真。

 

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これは急登の樹林帯を抜け尾根に出た時。葉が落ちた木の隙間から山並みが見えた。夏なら見えなかったのだろうな。とかなんとか話しながら。

 

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家族以外に撮っている人がいなくても、気軽に3人で撮れるから影写真は好き。まあ、これは形がくっきりしてませんがね。

 

ムスコッチが撮ってくれと言った写真

 

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これは上りの途中のどこかで撮ったものだろう。倒木が積み重なっている場所なんてのは、子どもにとって頂上以上に魅力的な場所なのだろう。

 

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曲がりくねった木。この不思議な形状に子どもの好奇心が惹きつけられたようだ。

 

本日の山ごはん

 

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きつねうどん。揚げはお手製でござーい。山の上で食べるごはんベスト3にうどんは間違いなく入る。

 

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うどんの良い点は、ラーメンに比べ、スープを飲み干すのがたやすい。これは大きいよ。カップ麺のスープを飲み干すと僕は少し気持ち悪くなるのに、ヒガシマルうどんスープは全く気持ち悪くならない。おススメです

 

小学5年生に鷹ノ巣山登山について聞いてみた

 

「きつい」「長い」「疲れた」とのこと。

 

かなり疲れたようだ。これはコース選びの影響もあったと考える。最終的には19km歩いていた。なんとなくであるが、小学5年生にとっては1日に10~12キロくらいが気持ち良く歩ける距離かなと思う。それ以上になると、足の痛みや、疲労感や、不満が噴出する(笑)そもそも論で、小学5年生で登山が大好きってことは稀だろうから、親の趣味付き合っている時点で不満があるのだろう、否、あることは間違いない、あはは。

 

感想

 

前日、ジムでマスク着でランニングマシーンをがっつりやったため、酸欠気味だった気がする。そのため、ずっと頭痛があった。頭痛は頂上でピークに達し、下り前半は2人のペースについていけなかった。どんな山にしろ、山に入ったなら、責任をもって出なければいけない。日帰り登山にしろ、体調管理は万全でなければ中止したほうがいいと感じた。特に子連れなら、その責任は大きいのだ。

山に入ったら、何が起こるか分からない。まさか、日が沈むまでには下山できていると思っていた僕らはヘッドライトを持っていなかった。まだ山の中で暗くなった僕らはスマホの明かりで下ったのだ。ヘッドライトは必ず携帯したほうがいい

このように、反省が多い山歩きになったのであるが、鷹ノ巣山はおもしろい山だった。今度はしっかり体調を整えてチャレンジしたい。きっと、違う景色になるだろう。

 

 

 

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舗装道にでると、すでに月が輝いていた。黒く縁取る山並みの美しさに、反省したいたことも忘れ見惚れてしまった。バカでんな。